スマホの高額な利用料金を大幅に節約できる“格安SIM”。現在では20社近いMVNO(仮想移動体通信事業者)が存在し、競争が激しくなっています。そのため、MVNOはユーザー獲得のために価格やプラン、サービスなどで特色を打ち出しています。自分にあった格安SIMを選べるようになったわけですね。

でも、「たくさんあり過ぎて、どれを選んだら良いのかわからない」という人は、ぜひ本文をご覧ください。数ある格安SIMの中から、目的別におすすめプランを紹介しています。自分のニーズに合ったプランがきっと見つかるはずです。

音声通話を優先したい

大手キャリアのスマホと同じ機能を維持したい人は、音声通話付のSIMを選びましょう。「090」や「080」の携帯電話番号を利用した音質の良い通話をしたい人や、携帯電話番号ポータビリティで乗り換えた人にもおすすめの格安SIMです。

OCNモバイルONE

大手プロバイダー「OCN」が提供する格安SIMなので、安心感があります。「音声SIM 110MB/日コース」(月1,600円)という1日110MBの日割りプランがありますが、データ通信量があまり多くなければ110MB/日でも十分なので、おすすめです。なぜなら、OCNモバイルONEは公共施設や店舗などでの公衆Wi-Fiを無料で使えるので、外出先でもデータ容量の節約ができるからです。翌日までデータの繰り越しが可能なのもポイントです。

楽天モバイル

こちらも知名度の高い楽天の提供なので安心感があり、また、月々の料金や申込特典に対して“楽天スーパーポイント”がもらえるので、楽天ユーザーには更なるお得感があります。「通話SIM 3.1GBパック」(月1,600円)はデータ繰り越しができないのが難点ですが、通話メインのユーザーなら通話料が半額になる「楽天でんわ」を月額無料で利用できるメリットもあります。

IIJmio

MVNOの老舗的存在で、スタンダードなプランが中心です。最大の特徴は、専用通話アプリの使用、または“0037-691”を先頭に付けて電話すると、通話料が半額になる「みおふぉんダイヤル」を提供していることです。「音声SIMみおふぉん ミニマムスタートプラン」(月1,600円)はデータ量3GBがついており、データ繰り越しも可能です。

フリモバ

プラン数が多く、人気の格安SIMです。特に「ネットし放題プラン+電話プラス 2GB」(1,480円)は、2GB容量では“DMM mobile”が提供するサービスに次ぐ安さです。最低利用期間もないので、気軽に始めることができるのもポイントです。

データ通信メインだけど、通話もしたい

動画もよく利用するのでデータ通信量が多く、でも“090”や“080”での通話もしないわけじゃない…という人におすすめしたい格安SIMです。

ぷららモバイルLTE

データ容量が大きいプランでは通信速度最大150Mbpsが主流の格安SIMの中で、3Mbpsの中速プランを提供しています。「定額無制限プラン(音声通話プラス)」(月3,736円)は3Mbpsですが、実際の通信速度が安定しているとの定評があります。通話の割引サービスはないので発信が少ない人向きですが、携帯電話番号ポータビリティにも対応しています。

b-mobile

MVNOの先駆者・日本通信が提供する格安SIMです。高速通信対応の無制限プランで最安である「b-mobile SIM 高速定額 音声付」(月2,780円)は人気があります。一方で、周囲の状況によっては通信速度が数Mbpsまで落ちることもあるため、常に安定した通信を望む人には注意が必要です。

UQ mobile

au回線網を使用する格安SIMの中で、データ無制限のプランを提供しているのは、現在、KDDI子会社のUQ mobileのみです。「データ無制限+音声通話プラン」(月2,680円)は300kbpsでの通信が可能です。キャッチホンが無料なのも嬉しいですね。ただし、iPhone6シリーズや一部の機種でも制限があるので、申し込む前に機種の確認をしましょう。大手家電量販店での購入が可能です。

とにかく安価に!データ通信専用プラン

電話は使わず通話アプリやメールで十分、外出先でインターネットは使わないから通信速度は遅くても問題なし…といった、スマホを一番安く使えるパターンです。LINEなどの利用率が高い若い世代の専業主婦の方などにぴったりの格安SIMです。

ヨドバシカメラ

大手家電量販店が提供する格安SIMで、店頭販売されているため、格安SIM初心者でも相談しながら申し込みができ、安心です。「ワイヤレスゲート 480円プラン」は250kbpsですが、データ容量は無制限、データ通信専用SIMの中で最安です。また、Wi-Fiアクセスポイントも空港、JR主要駅、マクドナルド、スターバックスなどの店舗を中心に全国4万か所あるので、外出先でのインターネット接続にも便利です。

ServersMan

インターネットのプロバイダー“DTI”が提供するサービスです。データ通信プランしかありませんが、「ServersMan 050」という通話アプリの使用によりIP電話が使えます。プラン「ServersMan SIM LTE」(月467円)ではデータ通信無制限で」250kbpsですが、オプションで高速化することもできます。

利用したいサービスがある

ここまでは、スマホの使い方を「通話」と「データ通信」に大きく分けて、ニーズによるおすすめの格安SIMを紹介してきました。

ここからは、”使いたいサービス別“にMVNOやサービスについて紹介します。

回線交換型電話サービス

「090」や「080」の電話番号を使いながら、10円/30秒と半額で通話できるのが「回線交換型電話サービス」です。前述の「楽天モバイル」「IIJmio」のほか、「BIGLOBE LTE・3G」でも提供しています。なお、通話アプリ「G-Call」を使うことでも利用可能です。

公衆無線LANサービス

外出先でデータ通信をよく使う人にピッタリのサービスです。「NifMo」では“BBモバイルポイント”、「ワイヤレスゲート」では“BBモバイルポイント”“eoモバイル”などの公衆無線LANが無料で使用でき、外出先でのデータ通信量の削減が可能です。「OCN mobile ONE」では別途300円/月かかりますが、“OCNホットスポット”の利用ができます。

セット割サービス

自宅でネット回線を利用している場合、そのプロバイダが格安SIMを提供しているところなら、セット割の利用ができることがあります。

大手プロバイダの「OCN」「BIGLOBE」「nifty」などは格安SIMとのセット割引を実施しています。月200円程度の割引ですが、通信費が数千円の格安SIMにとっては1割引近い金額です。条件の合うプランがあれば、ぜひ利用しましょう。