使い始めると、なかなか手放せなくなるスマホ。普及が進み、家庭における通信費が占める割合は、年々高くなっています。理想的なのは、1人暮らしや中高生の子供がいる4人家族の場合、通信費は実収入の6%程度といわれています。子供が小学生である場合や、親元で暮らしている人は5%程度です。もし、あなたの通信費がこれよりも高い場合は、見直す必要があるかもしれません。

ここでは、スマホの料金明細表から無駄を見つけ出し、その対策方法やキャリア別の注意点などを踏まえ、通信費を節約する方法をお伝えします。

料金明細書のココをチェック!

スマホの料金は「使用分だけ支払うもの(従量課金制)」と「一定額を支払うもの(定額制)」の2つに大別されます。具体的にいうと、前者は旧プランの通話やデータ通信など、後者は新プランの通話やデータ通信の他、各種有料サービスなどが相当します。

明細書は郵送されるものもありますが、この際、オンラインで確認できるサービスに申し込んでおきましょう。IDを作成し、各キャリアのサポートサイト(My docomo、auお客様サポート、My SoftBank)に登録しておけば、料金明細のほか各種手続きもオンライン上で可能になります。

それでは明細の内訳の節約ポイントについて、みてみましょう。

通話

現在、大手キャリアから提供されている新プランは、通話し放題の定額制が主流です。でも、通話をあまり利用しない場合、損をする可能性があります。詳細は別項で述べますが、通話時間の分かれ目は1か月あたり42分~49分です。

逆に、通話が多い場合は新プランがおすすめです。新プランでは、2年契約をすればどのキャリアでも月1,500円安くなります。2年間で36,000円の節約になりますが、途中解約の場合は9,500円かかるので注意が必要です。

データ通信

データ通信に関する料金は、スマホの経費の中でも特に大きいものです。このプランが自分の使い方と合っていないなら、節約できる可能性がおおいにあります。まずは現在の使用量を把握しましょう。AndroidもiPhoneも「設定」の中から確認することができます。

有料サービス

サービスの中には、契約時に無料で付けられたものがあります。初めの1か月ほどは無料で利用できますが、解約手続きをしないと月々の料金を支払うことになります。契約時は一度に多くの説明をされるので、忘れてしまいがちです。契約内容を早めに確認し、契約時のものがそのまま残っていないか、あるいは、使用頻度の低いサービスがないか、見直してみましょう。IDがあれば、ほとんどがオンライン上で解約手続きができます。

これらの料金は、少額ながら契約していれば毎月固定で請求されます。年単位で考えると大きな負担になる場合もあるので、再契約可能なものに関しては思い切って解約してみるのも一つの方法です。

割引サービス

大手キャリアの特徴でもあるのが各種割引サービスです。これはキャリアによって様々ですが、節約率が高いのは光回線との「セット割」です。
 
「セット割」とは自宅の光回線とモバイル回線をまとめて契約することで、料金が割り引かれるというものです。特に家族でスマホを複数所有している場合は、かなり節約できます。指定の通話やデータ通信のプランから選択することになりますが、データ通信を多用する家庭ならお得度が高いサービスです。

また、キャリアの各プランにある“2年縛り”もある意味では有効な割引サービスといえるでしょう。前述の通話プラン以外にも2年契約をすることで割安になるものがあるので、乗り換え予定がない場合は2年契約を選択しておいた方がお得です。

一方で、解約には注意も必要です。割引サービスの中には、指定のプランやオプションなどに加入していることが適用条件になっていることがあります。ドコモの「月々サポート」、auの「毎月割」、ソフトバンクの「月月割」などです。プランを変更した結果、割引が受けられなくなることがないように気をつけましょう。

変更時するならココに注意!

明細書の各項目で、自分の使用状況と合っていないものがあったら、変更の手続きをしましょう。“2年縛り”など大手キャリアに共通する点については前述の通りですが、異なる点についてはキャリアごとに下記にまとめました。

ドコモ

定額制の新プランと使用量に応じて支払う旧プランがありますが、ドコモの場合、旧プランは現在契約中の人のみが利用できるようになっています。つまり、新規の場合や、一度旧プランを解約してしまうと再契約はできない仕組みです。旧プランから変更する場合は注意が必要です。

そして、プランの変更をするべきかどうかは、多くの場合、通話量で決まります。ドコモの場合は、旧プラン「タイプXiにねん」で通話時間が49分以下、または「タイプXiにねん」+「Xiカケ・ホーダイ」で33分以下なら、旧プランのままで問題ありません。
 

au

節約のポイントとなるデータ通信の定額プランは、auの特色の1つです。

ドコモやソフトバンクは2GBの小容量から30GBの大容量までのプランがありますが、プランの容量が約5GB刻みで設定されており、通常の使用量のユーザーに対してはざっくり過ぎる感があります。しかし、auは最大でも13GBまでですが、2/3/5/8/10/13GBと小~中容量のプランが細かく設定されているので、自分の使用量に対して無駄の少ないプランを選択することができます。

また、新プランの通話し放題への変更についてですが、旧プランの「LTEプラン」で通話時間が44分30秒以下、または「LTEプラン」+「通話ワイド24」で42分以下なら、旧プランのままの方がお得になります。

ソフトバンク

新プランではデータ通信が小容量から大容量まで用意されていますが、ざっくり5GB間隔なのがソフトバンクの悩みどころ。データ通信を大量に使用しないのであれば、思い切ってワンランク容量の少ないプランに切り替えてみましょう。

例えば「データ定額パック大容量(10)」8,000円から「データ定額パック標準(5)」5,000円へ変更したと仮定します。容量は5GBになってしまいますが、月々の支払額の差は3,000円、1年間で36,000円の節約になります。しかし、データ使用量が減ってしまうのは心配ですね。でも、Wi-Fiなどを利用して、携帯電話回線によるデータ通信を控えれば、容量が少なくても十分足りる可能性があります。

実は、ソフトバンクが提供するWi-Fiのアクセスポイント数は、ドコモ・auを抜いて№1なのです。自宅はもちろん、外出先でもWi-Fiに接続できれば、容量の節約につながり、通信費を抑えられる可能性があります。ぜひ、周囲の「ソフトバンクWi-Fiスポット」を探してみてください。iPhone ならスポット検索用のアプリもありますよ。

また、新プランの通話し放題への変更は、旧プランの「ホワイトプラン」で通話時間が44分30秒以下、または「ホワイトプラン」+「Wホワイト」で42分以下なら、旧プランのままで問題ありません。